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枝分かれしたサンゴの群生の中にいる、オレンジ色で斑点模様のある小さなアカホシサンゴガニ。
Jack, 2021 / Urasoko bay

しらべる サンゴ礁

エダサンゴの中に暮らすカニたち

サンゴの枝の間に暮らす、小さなカニたち。

un-0060 公開

重なり合うサンゴの枝。そのすき間をのぞくと、小さな生きものが隠れています。

上の写真のどこにいるか、見つけられますか?

サンゴの枝の間がすみか

サンゴの枝の間には、いろいろなカニが暮らしています。ここでは、サンゴガニのなかま、ヒメサンゴガニのなかま、キモガニのなかまを紹介します。[1][2]

最初の写真に写っているのは、サンゴガニのなかまです。白いまだら模様は、サンゴの表面にいるポリプを連想させます。似ているのは偶然でしょうか。それとも、何か理由があるのでしょうか。ここでは答えを決めず、そんな疑問を残しておきます。

続いて、ヒメサンゴガニのなかまを見てみましょう。とても小さなカニなので、私はまず枝の間を目で探します。見つけたら虫眼鏡でのぞきます。ハサミはどこかな、脚はどんな形かな、と見ているうちに、気づけばずっと眺めています。

サンゴのポリプの密集した場所で、白い体と青い目を持つ小さなカニがハサミを広げている様子。Akira, 2019 / Urasoko bay
ヒメサンゴガニのなかま(Tetralia sp.)

さいごに、キモガニのなかま。サンゴの枝の間に暮らし、青みがかった目をしています。[2]

サンゴの密集した枝の間に隠れ、青い目を見せている小さなカニ。Akira, 2012 / Yonehara beach
キモガニのなかま(Cymo sp.)

「キモガニ」という名前は、学名の属名Cymo(キモ)に由来します。[2] 日本水産学会の解説では、Cymoの語源はギリシア語の「波」や「芽生え」とされています。[3]

サンゴをじっくり見る、おもしろさ

枝の間に隠れたキモガニを見つけると、何を食べ、すみかのサンゴとどんなふうに関わっているのかも気になります。詳しくは、以下の関連記事で紹介します。

出典(調べるのに使った本や資料 ─ 4件)
  1. Trautwein, S. E.(2007)“Four new species of coral crabs belonging to the genus Tetralia Dana, 1851 (Crustacea, Decapoda, Brachyura, Tetraliidae).” Zootaxa 1450:1–20。全文PDF(閲覧日:2026-10-15)。
  2. 平林勲(2019)「キモガニ」「キモガニの話」『マリンパビリオン』48(1):1–3、串本海中公園センター。PDF(閲覧日:2026-10-15)。
  3. 日本水産学会「子ども水産大学・お魚相談室:魚の歌Q&A! 恋するスベスベマンジュウガニ編」の「キモガニ」項。公開ページ(閲覧日:2026-10-15)。
  4. 沖縄美ら海水族館「ヘラジカハナヤサイサンゴ」(閲覧日:2026-10-15)。

文・内藤明
更新 2026.10.15
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