
宇宙から見えるのは?
ユニスクのスタッフとの会話で、「サンゴは宇宙から見える動物」という話が出ました。本当でしょうか。調べてみました。
NASA(アメリカの宇宙機関)には、宇宙飛行士が撮ったサンゴ礁の写真があります。浅い海の明るい青と、深い海の濃い青が、くっきり分かれて見えます。[1]
写真に写るグレートバリアリーフは、オーストラリアの海に、およそ2300キロにわたって連なるサンゴ礁です。[2]見えているのは、サンゴという動物そのものではなく、サンゴたちがつくってきた大きな地形なのです。
(参考:石垣島から羽田空港までの直線距離は、およそ2000キロです)
小さな動物が、大きな地形をつくる
サンゴは、枝や岩のように見えますが、動物です。多くのサンゴは、ポリプという小さな動物が集まってできています。[3][4]
ポリプは、口のまわりの触手で、海の中の小さな生きものをつかまえて食べます。クラゲやイソギンチャクのなかまです。[4]

サンゴ礁をつくるサンゴは、体の下に、石のようにかたい骨格をつくります。[3]ポリプが死んでも、骨格は残ります。その上や、まわりで新しいサンゴが育ち、また骨格をつくっていきます。[5]
ほかの生きものがつくった石灰質も加わり、長い時間をかけて積み重なって、サンゴ礁という地形になります。[5]宇宙から見つけられる地形を、こんな小さな動物たちがつくっているのです。
では、この動物の体は、どうなっているのでしょう。サンゴのからだへ続きます。
出典(調べるのに使った本や資料 ─ 5件)
- NASA Earth Observatory. Great Barrier Reef near Whitsunday Islands(宇宙飛行士撮影 ISS045-E-56257、2015年10月12日。画像提供:Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center。トリミング・コントラスト調整済み). https://science.nasa.gov/earth/earth-observatory/great-barrier-reef-near-whitsunday-islands-88109/ (アクセス日:2026-09-30)
- ESA. Earth from Space: the Great Barrier Reef(2005). https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/Earth_from_Space_the_Great_Barrier_Reef (アクセス日:2026-09-30)
- NOAA Flower Garden Banks National Marine Sanctuary. Coral Basics. https://flowergarden.noaa.gov/education/coralbasics.html (アクセス日:2026-10-01)
- NOAA National Ocean Service. Corals Tutorial(What are corals?). https://oceanservice.noaa.gov/education/tutorial_corals/coral01_intro.html (アクセス日:2026-10-01)
- 渡辺俊樹(2007). 造礁サンゴ骨格形成における石灰化の分子機構. 地質ニュース, 632, 35–40. https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/07_04_09.pdf
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