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ポリプを伸ばすサンゴ

しらべる サンゴ礁

サンゴは何を食べる?

un-0052 公開

触手で、つかまえる

サンゴのポリプは、口のまわりの触手で、食べものをつかまえます。海の中の小さな動物プランクトンなどが、食べものです。[1]

多くのポリプは、夜に食べものをとります。触手にある刺胞(しほう)で獲物をとらえ、口へ運びます。[1]

夜の暗い水槽で、触手をのばしたサンゴのポリプ。触手の輪のまんなかに、口が見える
触手をのばしたポリプ(水槽で撮影。照明の色は、実際の見え方とは違う) / ユニスク

体の中の藻からも、もらう

サンゴが栄養を得る方法は、獲物を食べるだけではありません。

サンゴ礁をつくる造礁サンゴ(ぞうしょうさんご)の多くは、体の中に、小さな藻(も)をすまわせています。褐虫藻(かっちゅうそう)です。[2]

この藻は、光を浴びて、糖などの栄養をつくります。つくった栄養の多くを、サンゴに渡しています。[2]

水面からの光がさしこむサンゴ礁をシュノーケラーが泳ぐ
光の届く浅い海で育つ造礁サンゴ。浦底湾 2021年 / ユニスク

このように、別々の生きものが、いっしょに暮らすことを、共生(きょうせい)といいます。サンゴは、体の中の藻と暮らしながら、光からつくられた栄養をもらっているのです。[2]

自分でつかまえた獲物と、藻がつくった栄養。造礁サンゴの多くは、このふたつを使って生きています。[3]

海や水族館で見るときは

海の中では、昼間でも、ポリプが触手をのばしているようすが見られることがあります。

水族館では、樹脂でつくった模型のサンゴが使われていることもあります。[4]ポリプを見たいときは、生きたサンゴの水槽があるか、スタッフの方に聞いてみるとよいかもしれません。

こうして得た栄養は、石のような骨格をつくるためにも使われます。[3]では、その骨格は、どうやってできるのでしょう。石の家のつくりかたへ続きます。

出典(調べるのに使った本や資料 ─ 4件)
  1. NOAA National Ocean Service. Corals Tutorial(What are corals?). https://oceanservice.noaa.gov/education/tutorial_corals/coral01_intro.html (アクセス日:2026-10-02)
  2. NOAA National Ocean Service. Corals Tutorial(What is Zooxanthellae?). https://oceanservice.noaa.gov/education/tutorial_corals/coral02_zooxanthellae.html (アクセス日:2026-10-02)
  3. Houlbrèque, F., & Ferrier-Pagès, C. (2009). Heterotrophy in tropical scleractinian corals. Biological Reviews, 84(1), 1–17. https://doi.org/10.1111/j.1469-185X.2008.00058.x
  4. 鴨川シーワールド(2016)Vol.11 ~サンゴの掃除~. https://www.kamogawa-seaworld.jp/animal/movie/vol_11/ (アクセス日:2026-10-02)
文・内藤明
更新 2026.10.09
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