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透明度の高い海で見られるエダサンゴ

しらべる サンゴ礁

サンゴのからだ

un-0051 公開

小さなイソギンチャクのような姿

サンゴのポリプを近くで見ると、イソギンチャクによく似ています。やわらかい筒のような体の先に、触手(しょくしゅ)がぐるりと並んでいます。大きさは、ふつう1〜10ミリほどです。[1]

サンゴのポリプのアップ。やわらかい筒のような体の先に、触手が輪になって並んでいる
ポリプのアップ(撮影場所・水深・時期)【例。実際の写真に合わせて書き直す】 / ユニスク

口はひとつ、体は袋

触手の輪のまんなかに、口があります。口はふつう、ひとつだけ。食べものが入るのも、食べものの残りが出ていくのも、同じ口です。[1][2]

夜の水槽で、触手をのばしたサンゴのポリプ。触手の輪のまんなかに、口が見える
夜、触手をのばしたポリプ(水槽で、青紫の照明の下で撮影。実際の見え方とは色が違う) / ユニスク

体の中は、口だけが外に開いた、袋のような空間です。食べものは、この袋の中へ入ります。この空間を、腔腸(こうちょう)といいます。[1][2]

触手は、食べものをつかまえたり、身を守ったりするのに使われます。触手の細胞には、刺胞(しほう)という小さなカプセルがあります。中には細い管がしまわれていて、刺激を受けると飛び出し、針のように獲物に刺さって毒を送りこみます。[3]クラゲに刺されると痛いのも、この刺胞のはたらきです。[2]

たくさんのポリプが、つながっている

海で見るひとかたまりのサンゴは、たいてい一つのポリプではありません。たくさんのポリプが集まった、群体(ぐんたい)です。[1]

かたい骨格をもつサンゴでは、となりあうポリプが、骨格の表面をおおう、うすい組織でつながっています。[1]

サンゴの群体の断面の図。となりあうポリプが、うすい組織(共肉)と、体の中の空間をつなぐ細い管で、つながっている
群体のつながり(模式図) / ユニスク(イラスト)

一方、パラオクサビライシのように、一つのポリプだけで生きるサンゴもいます。こういうサンゴを、単体サンゴとよびます。[4]

丸く平たい形をした、一つのポリプだけで生きるパラオクサビライシ
パラオクサビライシ(撮影場所・水深・時期)【例。実際の写真に合わせて書き直す】 / ユニスク

では、ポリプは、何を食べて生きているのでしょう。サンゴは何を食べる?へ続きます。

出典(調べるのに使った本や資料 ─ 4件)
  1. NOAA Flower Garden Banks National Marine Sanctuary. Coral Basics. https://flowergarden.noaa.gov/education/coralbasics.html (アクセス日:2026-10-01)
  2. NOAA National Ocean Service. Corals Tutorial(What are corals?). https://oceanservice.noaa.gov/education/tutorial_corals/coral01_intro.html (アクセス日:2026-10-01)
  3. NOAA National Ocean Service. Corals Tutorial: Nematocyst cell. https://oceanservice.noaa.gov/education/tutorial_corals/media/supp_coral01b.html (アクセス日:2026-10-09)
  4. Veron, J.E.N., Stafford-Smith, M.G., Turak, E., & DeVantier, L.M. (2016). Corals of the World. Heliofungia actiniformis. https://www.coralsoftheworld.org/species_factsheets/species_factsheet_summary/heliofungia-actiniformis/ (アクセス日:2026-10-02)
文・内藤明
更新 2026.10.09
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