
サンゴの近くを泳ぐ、鮮やかな青い小さな魚。ルリスズメダイは、浅いサンゴ礁でよく見られる魚です。[1]
私は浦底湾をはじめ、沖縄の島々のあちこちでルリスズメダイを見てきました。見ていると、いつもサンゴの近くを泳いでいます。
海草が広がる場所にも
サンゴがたくさんある場所だけではありません。海草(うみくさ)がまとまって生える場所、海草藻場(かいそうもば)でも、わずかにあるサンゴの近くでルリスズメダイを見かけます。
私にとっては、サンゴの近くに目を向けると探しやすい生きものです。海草が広がる場所でも、そこにサンゴがあると、近くを泳ぐ青い魚が見つかります。

豆知識:尾びれの色が違う
ルリスズメダイは、幼魚やメスでは尾びれが透明ですが、オスでは尾びれまで青くなります。[1] 同じルリスズメダイでも、尾びれまで見ると違いがわかります。
何を食べているの?
沖縄本島の港川で採集したルリスズメダイについて、おなかの中に残っていた食べものを調べた研究があります。主に見つかったのは、海藻などを含む藻類(そうるい)と、水中を漂う小さな甲殻類でした。[2] 甲殻類は、エビやカニなどを含む生きもののグループです。
私はサンゴをじっくり観察することはあるけれど、ルリスズメダイをじっくり観察したことがなく、何を食べているのか知りませんでした。「いて当たり前」の生きものだからこそ、目を向けていなかったのかもしれません。次回は観察記録をつけてみようかと思います。
ルリスズメダイはサンゴや岩場がある場所なら、だいたい見られます。沖縄のビーチで、最もポピュラーな魚と言えるかもしれません。シュノーケルをする機会があったら、皆さんも探してみてください。
出典(調べるのに使った本や資料 ─ 2件)
- いおワールドかごしま水族館「ルリスズメダイ」。水族図鑑(閲覧:2026-10-13)。青い体色、浅いサンゴ礁でよく見られること、幼魚・メス・オスの尾びれの違いを参照。
- Sano, M., Shimizu, M. & Nose, Y. (1984). Food Habits of Teleostean Reef Fishes in Okinawa Island, Southern Japan. 東京大学総合研究資料館研究報告、第25号。第III章「消化管内容物の分析」のルリスズメダイ(Chrysiptera cyanea)の記述と、第II章の調査方法(閲覧:2026-10-13)。沖縄本島・港川で採集した野生個体の食べものを参照。
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