サンゴ礁とは?地球の宝,海のゆりかご

サンゴ礁は、海洋生態系の中でも最も多様で、美しい生命の拠点です。その驚きの仕組みと役割を学びましょう!

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サンゴ礁の基礎知識

サンゴ礁はどうやってできるの?

サンゴ礁は、サンゴという小さな生きものが何千年、時には1万年以上もの時間をかけて積み重なったもの。生態系や、地形のことを言います。サンゴ礁には、サンゴ以外にも数え切れないほどの生きものが住んでいて、さまざまな生きものや、生きものと自然のつながりを経て、上の写真のような盛り上がった岩山になるのです。

砂地の海底に堆積した死んだサンゴ礫と、新しく成長し始めた稚サンゴのクローズアップ写真
サンゴ礁がどのようにできるかを示す一例。死んだサンゴの上に小さなサンゴが根を下ろし、未来のサンゴ礁へと第一歩を踏み出す。

サンゴ礁が支える命のつながり

サンゴ礁には、海の全ての生きものの25%が住んでいるため「海のゆりかご」とも言われます。

“生物多様性”という言葉の意味がわからなくとも、サンゴ礁で泳げば、一目にその意味が理解できます。人間にとっても観光業や漁業の資源でもあり、波から陸地を守る自然の防波堤として、海岸林の生きものたちのことも守っています。

バラス島に集まるダイビングボートと観光客を収めたドローン写真。青い海と島の美しいコントラスト
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サバニ船から海に飛び込む老漁師の瞬間をとらえた写真。手書きの船名が温かな印象を与える
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目を閉じないように懸命に頑張る半眼のリュウキュウコノハズク。夜行性の習性を示す瞬間。
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荒波から内陸を守るサンゴ礁のリーフエッジを上空からとらえたドローン写真。海岸を自然の防波堤として保護
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1.八重山諸島、石西礁湖には「幻の島ツアー」で有名なバラス島があり、ダイビングボートで沢山の観光客が訪れます。この島も、長い年月をかけて堆積したサンゴの死骸からできていあmす。

2.長い歴史の中で、漁師たちの暮らしを支えてきた伝統的なサバニ船。船主のOさんが飛び降りる瞬間です。伝統的な籠網漁を営む漁師は、Oさんを含めお二人しか残っていません。

3.海岸林で子育て中のリュウキュウコノハズク。眠気に負けまいと懸命に目を開けようとしています。サンゴ礁は彼らの住処も守っています。

4.サンゴ礁のリーフエッジ(礁縁部)は、荒波から陸地を守る自然の防波堤。多くの命がこの地形によって守られているのです。

サンゴ礁が直面する危機

サンゴ礁が消えるとどうなる?

地球温暖化や海洋汚染により、サンゴ礁は急速に減少しています。白化現象や乱獲などの影響で、すでに世界のサンゴ礁の50%以上が失われていると報告されています。

大規模白化現象

2022年8月 石垣島 浦底湾の様子

サンゴ礁を守るために

あなたにできること

なぜサンゴ礁は減少し続けるのか。
サンゴ礁が無くなるとどうなるのか。
白化現象とは何か。

サンゴ礁を守るためには、まずその仕組みや、世界の現状を知ることが大切です。

この「サンゴの教科書」はあなたに最新のサンゴ礁の情報をお届けするために作られているので、定期的に見て情報をアップデートして下さい。あなたの学びが、次の世代に豊かな海を残すきっかけになります。

ビーチに座り現地でサンゴ移植など保全活動を行うアドバイザーからサンゴ礁の講座を受ける子どもたち
米国 Dr.Bronners社 協力のもと、ユニスクが実施した富野小中学校の海洋教育の授業。実際にサンゴ礁で行う

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内藤 あきら

Naito Akira

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